入隊して、訓練を受けていくんだけど、最初はそんな訓練らしいことはしなかったのかな。
外人部隊では、2〜3日後には始まってたけど、自衛隊ではのんびりしてたような気がする。
保険に入る手続きしたり、各種検査みたいなのをしてたのかな。
その中に体力検定もあったと思う。
一回目のそれでは1級とれなかったのかな。
当時の検定は、1500メートル、懸垂、100メートル、幅跳びの4種類の点数合計でやっていた。
で、ちょっと間して小銃の受領式があって、10キロ行軍があったのかな。
これがまた楽勝!
たった10キロ歩くだけやからね、背負うのも着替え程度しか入っていない背嚢(リュック)だけやし。もちろん小銃は持っていくけどね、肩にかけて。
小銃と言っても、当時の銃は64式小銃という旧式のやつね。まだ使っている部隊もあるかもしれないけど。
重いし、部品が多いしでかなり評判悪かったね。無理して日本で開発しなくてもアメリカあたりから輸入すれば安くて良かったと思うのだが。税金の無駄遣いやね、間違いなく。
戦車でもそうだが、無理して国産のを作るから金がかかるんやね。アメリカから輸入すれば4分の一くらいで買えるらしいからね。
ま、このあたりの話にはいろいろと裏があるんだろうけど、間違いなくあるだろう。
ということで、10キロ歩いて終わった。
遠足みたいなもんやったね、のんびりと歩いて終わった。
しんどくもなんともなかった。
なんせ楽な訓練ばかりだったからね、当時は。
一時間に4キロペースだったのかな、確か。
50分歩いて10分休憩。
ペースもふつうに歩く速さだから、全然問題なし。
歩く道も、山道などではなかったしね、普通の舗装された道を歩く。
ま、誰でもできますね。
別に苦労したわけでもないので、ほとんど覚えていないね。
休憩もそこらへんで、普通に整列して座って休んでいたのかな。
外人部隊では、隠れたりするときもあったのかな、車が来たら行軍中もいちいち隠れたりね。
というわけで、10キロ行軍の話は終わり。
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