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49,マイイー演習 7 
 久しぶりの更新である。

3年以上ぶりの更新になるのだろうか。

人間、生きているといろんなことを経験するものである。
一つ前の会社を辞めることになり、知り合いの紹介で今の会社に入った。
辞めた理由は、経営難による給料の遅配。
非常に社員全員の仲も良く、楽しく仕事をしていたのだが、やはり給料もらえないと楽しくても生活できない。
仕方なく辞めることにした。
そして、今の会社に。

この会社も楽しいのだが、めちゃくちゃきつい。
セキュリティ関係の会社であるが、業務中に乱闘騒ぎが起こるなどいつものこと。
それはまあそれで、楽しいのでいいのだが、忙しさが半端ではない。
毎週のように48時間勤務、72時間勤務などの激務をこなしていった。
となると、当然サイトの更新どころではない。
ということで、3年ぶりの更新となる。
今は、だいぶ落ち着いているのと、私自身リズムが取れるような勤務についている。
だから、こうして更新ができるようになったのだが。

と、久しぶりに文章を書くので、なかなか本題に入れない。
写真などを見ながら、当時の状況を思い出し、なんとか文章にしていこうとする。

 前回は、VBLが横倒しになっていたところで終わったので、その続きから。

 そう、難民どもの相手も終えて、我が分隊が進んでいくと同じ小隊のVBLが横倒しになっているではないか。
何が起こったのか、見当も付かないまま我々の分隊は進んでいく。

どこへ行くのかと思いながらほとんど何も見えない外を車内から見ていると、停車する。
そして、どうやら宿営地に戻るのではなく、この場で一泊する様子。
どこで寝るのかと言えば、もちろん愛車のVBL車内。
季節は冬である。
当然寒い。
車内と言っても、軍用車両であるため内装もくそもなく、鉄板がむき出しのままである。
そうなると、外の寒さが車内にも鉄板を通して伝わってくる。
寒いなんてもんじゃない。
寝袋にくるまるが、その程度ではほとんど効果がない。
車内は、あっというまに結露ができ、それらがボタボタ落ちてくる有様だ。
ポタポタではなく、ボタボタである。
もうビチャビチャてな感じ。
あまりに寒いので、エンジンを駆けてヒーターをつけるのだが、いつまでもエンジンをつけっぱなしにできないので切るのだが、そんなると再び寒さ地獄がやってくる。
とてもではないが、寝れたものではない。
やっと寝れたと思っても、すぐに目が覚める。
時計を見ると、20分も経ってない。

そんなこんなで、眠れない状態が続く。
と、外から愛車をノックする者がいる。
そう、お決まりのガードの順番がやって来たのである。
野営などする際には、必ずガードを立てる。
これがなかったことは、外人部隊に入ってから一度もない。
2REP(第二外人空挺連隊)など、昼間から自分らの車両にはガードをつけていた。


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