2、授業開始  4、教育
3,警察学校の生活


 警察学校。文字どうり学校だ。全寮制の。
要するにそこで生活するねん。
敷地内に寮があってそこで寝泊りする。
寮は3個あった。一つは我々の寮。他のは先輩達や女子学生(婦警)が住んでいた。
先輩にも種類があり、
 1、我々より半年早く入校している先輩達(高卒は10ヶ月の教育期間)
 2、すでに初任科を卒業し、警察署に配属され2度目の入校で来ている先輩たち(初任総合科という。これを卒業して初めて一人前の巡査になる。)
 3、各種専門教育を受けに来ているベテランの先輩達
がいる。
一人前のサツになるには、
 初任科       6ヶ月(大卒)または10ヶ月(高卒)間の警察学校
 警察署での研修   地域2ヶ月 刑事2ヶ月 生活安全1ヶ月 交通1ヶ月 また地域2ヶ月
 初任総合科     2ヶ月(大卒)または3ヶ月(高卒)の警察学校
の合計16ヶ月から21ヶ月かかる。(記憶が正しければ)
言い換えればそれだけの金をかけて育てているのである。
だから国民の期待に応えるつもりの無い奴はサツにならんといてくれ。
無駄金つかわすな!

 朝6時30分起床。
ジャージに着替えて校庭に集合。国旗掲揚、国旗に敬礼。
その後『警察体操』(警察体操よ〜い・・・で始まる。ほんまやで。)実施後駆け足約1キロ。
掃除して朝食食べて制服(交番の警官と同じやつ。)に着替えて授業に向かう。
みんな柔剣道をやたら嫌がった。
自分の命を守り、職務遂行をしやすく、また可能にしてくれるのになぜ嫌がるのか私にはわからなかった。
みんなこれら実技の世話になるとハナから考えていないのだろう。
なんて平和ボケしたやつらなんだ・・・
こんなこっちゃからクソガキにしばかれたりするサツがでてくるねん。
弱そうなサツいっぱいおるからなー。
僕は強いサツになりたかったので柔剣道は熱心にした。(柔道か剣道どちらか選べる)
そのかいあってか卒業後、最ももめごと、暴力事件が多い署に配属された。バリおもろかった。
各署に二人ずつ配属になる。うわさでは頭いい奴と悪い奴がペアー。
頭いい奴が悪い奴の面倒みるためかバランスとるためか知らんけど。
もちろん俺は頭いい方や!
頭悪いなんて思ったことない。成績悪いんと頭悪いんは別や!

 13時から午後の授業。
午後の最初の授業が座学だとほんまに眠たい。
『魔の3時限目』と言われ恐れられた。
居眠りが見つかると校庭(300メートル)を10周駆け足だ。柔道
だいたい寝る奴はきまっていた。 

 いつもだいたい5限まであった

週に一回5限目にクラブ活動があった。
クラブといっても文化クラブだ。茶道、華道、書道、写真、絵画などがあった。
僕は華道部にはいった。花をつぼに刺していくやつ。

 そして5時位に国旗が降りる。もちろん敬礼する。
その後は夕食まで自由時間だ。といってもみんなで駆け足やら体力練成をする。
なんせ体力ない奴が多かった。
毎日絶対運動するので太っているやつは痩せ、痩せてた奴はでかくなった。
うーん、いいことやね。
夜は9時くらいまで自由時間。
その後1時間くらい自習の時間があり勉強しなければならない。
しなかったけどね。
そしてまた掃除して消灯。10時30分やったかな。

 こんな感じかな、警察学校の一日。楽勝やろ。


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